キラが!俺の(強調)可愛いキラが!!

ミゲルとデートだなんて許せるわけが無い!!

手をつないだり、腕を組んだりまではいいだろう…

仮にも恋人同士とか言うやつらしいからな。(俺は認めていないが!!)

それ以上のことをやったりしたら(抱き合ったりとか、キスとか、XXXとか!

ちくしょう俺がしたい!)トリィを遠隔操作して邪魔してやる!!

キラの貞操を頂くのは俺だ!!












FOREVER MINE













「…だからって何で私なんだ!?」



キラのところに遊びに来ていたキラの双子の姉、カガリ・ユラ・アスハ。

彼女を引きずって、キラと奴の後をつけてきた。

そう、ケーキが評判のこぢんまりとした可愛い店。

俺がいるのはそんな店だ。

男一人では入りにくく、うまい具合に出会ったカガリを連れてきたわけだ。



「たまたまだ!男一人でこんな店入れるか!」

「あいつらは男二人だろっ!!」

「キラは男に見えないからいいんだ!!」

「もぅいいっ!私はケーキを取ってくるっ!」

「見つかるなよ」

「知るかっ」



鼻息荒くカガリが席を離れる。

キラのところに行くのかとひやひやしたが、どうやら本当にケーキを取りに行ったら
しい。

集客するために期間限定でケーキバイキングをやっている。

甘いものが大好きなキラを誘おうと密かにチェックをしていたのに…っ!



『ミゲルのおいしそう…』

『…うまいぞ』

『一口ちょうだい』

『取ってくればいいだろ?』



ふいに、トリィに仕掛けた集音機(俗な言い方をすれば盗聴器だ)から愛しのキラの
声が!!

思わず耳をすませてしまう。



『ぅ〜〜〜…』



キラは結構わがままだから、唇を尖らせて拗ねているのが容易に想像できる。



『キラ…キラ…きぃら…』

『むぅ〜〜』

『ほら…』

『わぁい!!あ〜ん』



ぱくっとかわいらしい効果音。

………それは俺がキラにしようと思ってたのにっ!!



『キラのもうまそうだな?』

『ん!おいしいよ』

『一口欲しい』

『いいよ。あ〜んして?』



………それも俺がキラにぃ〜〜っ

せめて奴の鼻の下が伸びきっているところを見てやろうとトリィの隠しカメラを

作動させた。

笑ってやろうとモニターに目を向けた瞬間。

………ミゲルと目が合った………



『キラ、ついてる…』

『んっ…』



わざとらしく、キラの頬を舐めるミゲル。

なんにもついてなかったじゃないかっっっ!!

奴め…っ!!

わざとか!?わざとなんだな!!

いいだろう!!その挑戦受けた!!



絶対絶対キラを取り戻してやるっっ!!



めらめらと湧き上がる闘志を胸に俺は打倒ミゲルを誓った。







「お〜い、アスラーン。キラたちもう行っちゃったぞ〜?」









後日、俺の頭にこぶができた…











終わってしまえ





氷雨司さまに相互記念で捧げました。
ごめんなさい!!もう、土下座します。
アスランがおかしいです。
ミゲキラなのにアスランが…
リベンジしたいです…っ